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エルサレムでの新生活がスタート!

エルサレムに到着しました。
合計1年間の長期海外調査(イスラエル+イギリス)の
まずは順調な滑り出しです。

5年ぶりのイスラエルで、空港からの入国は実に11年ぶり。
厳重と名高い入国審査は緊張しましたが、呆気無いほどスムーズでした。
万全を期してファイルに揃えた書類を見られることもなく。
「空港から来る」以上、問題のある人間は少ない、という前提なのか
と思うと、複雑な心境でしたが、とりあえずかなりホットしました。

(※やや古いデータかもしれませんが、2000年の第二次インティファーダ以降
パレスチナ人の大半は空港の使用が禁止され、アラブ人には入国ビザが
発行されていません。そのため飛行機の乗客にアラブ系はほぼ皆無。
中東のアラブ諸国に行き慣れた私には、違和感の強い雰囲気でした。)


早朝5時半到着、という悪条件でしたが、機内で知り合った
隣席の女性が親切にタクシーに同乗させてくれたおかげで、
気のいいドライバーに大学のキャンパスの中まで送って頂きました。
早朝7時過ぎのひんやりした空気。ヘブライ大学のキャンパスは
たくさんの木々や花が生い茂り、石畳の階段がいくつもの建物を
結んで延びています。人がまだ少ないせいか、猫が我が物顔に闊歩。

cat_at_hebrew01.jpg
↑ 重たいスーツケースを尻目に飄々と歩く猫

まだ朝が早過ぎるな、と思いつつ大学の寮関係のオフィスを訪ねると
大学を卒業したばかりという若いスタッフが親切に対応してくれました。
ここでようやく、用意してきた書類のファイルが活躍。
心配していた大学寮への入寮手続きも、出国前にメールで細部まで
確認していたおかげで順調に進めることができました。

あてがわれたのはKfar Ha Studentim(学生村)という名の学生寮群の
一角で、3人1世帯のアパート。寝室兼勉強部屋は8畳くらいの個室です。
大学に近く、値段も安め、なにより遠隔地の日本から、他に住む場所を
探すことができなかった、というのが、入寮したおもな理由。
とはいえこの寮、実は入るのが最初はとても気が進みませんでした。

エルサレムという町は、多宗教の聖地として土地をめぐる争いが絶えない
場所であるだけに、土地の属性や領有は非常に難しい問題をはらみます。
それだけに、一概にこの寮だけの問題ではないのですが
この場所もまた「イスラエル側がパレスチナから収奪した土地」に
建っていると噂で聞いていたからです。

そこに住むことは占領に加担することを意味するともいえる、そう思い
すごく嫌で、各方面に相談をもちかけ他に住む場所を探していました。
ですが土地勘もない場所に、部屋も見ずに、ネットで賃貸契約を交わす決心がつかず
やむなく当面の宿として入ることにしました。
そう決めると、大学側の手続きはきわめて迅速(この他にも客員の手続きを含めて
ヘブライ大学の事務は至極スピーディーで的確でした)。
あっという間に部屋を確保してもらえました。

myroom.jpg
↑ 大学寮の新しい自分の部屋

ルームメイトがシオニストや信仰篤いユダヤ教徒だったらどうしよう。
きっと話が合わないか、険悪になってしまうに違いない、そう心配しながら
ドアを開けた向こうには、快活な感じの若い学生さんと、落ち着いた雰囲気の
女性が待っていました。これから一緒に暮らすことになる仲間です。

自己紹介すると、女性はローマから来た研究者で短期滞在の予定、
学生さんはなんとハイファから来ている「パレスチナ・イスラエル人」(自称)
だということが判明!
親切に部屋の使い方を説明してくれる彼女が、英語が浮かばず
アラビア語でつぶやいているのに気がつき、話しかけたのがきっかけでした。
シオニストどころか、気安くいろいろ話せそうで楽しみです。

まずは最大の懸念が杞憂に終わったということで、ひと安心。
甘んじてると、ヘブライ語をなかなか覚えずに終わってしまいそうですが(笑)
頑張ります!

(2011年6月2日分)
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無理せず元気に頑張って~♪

現地の生活は大変だと思いますが,楽しく書いておられることが
すごいですね。
また,遊びに行きます。
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